代表 小谷野幹雄のブログ

2020年10月01日Go To Travel② ~秋田編~

小谷野です。

 

先週末、スペインのサン・セバスティアン国際映画祭で、秋田県男鹿半島の
伝統行事「ナマハゲ」ストーリ-「泣く子はいねぇが」が最優秀撮影賞を受賞
したニュースが飛び込んできました。

 

LOOK JAPAN、個人的な狭く偏った見方になりますが、今回は秋田編です。

 

 

<なまはげ>
男鹿半島に行くまでは、「泣く子(ゴ)は居ねが」「悪い子(ゴ)は居ねが」と、
鬼が家で暴れて子供を泣かしている行事のイメージしかありませんでした。

 

実際には子供の教育的側面も強いようで、神の使いとして、家に怠け者はいないか
と家々を訪れ、家人は正装して丁重に出迎え、接待をするようです。

 

男鹿半島の「なまはげ館」では、様々な仮面や歴史解説に加えて体感もできます。 

 

 

<温泉>
秋田と言えば、温泉好きの私は、乳頭温泉郷が真っ先に浮かびます。
硫黄の香りがする酸性の白く濁ったお湯が魅力的です。

 

この乳頭温泉から1時間ほど車で八幡平に向かい北へ上ると、
日本で最も強酸性(pH1.1)の、玉川温泉があります。

 

このほか、八幡平にある秘湯中の秘湯「ふけの湯」は、「露天」では無く
「野天(自然の中)」風呂の世界・・・この辺で止めときます。

 

 

<田沢湖の悲劇>
田沢湖が日本で最も深い湖(423m)(*)というのはクイズ番組等で知っている
人も多いと思いますが、その悲劇の歴史は知る人は少ないようです。

 

1940年、食糧増産や電源開発という国の施策のため、近くの玉川から強酸性の水を
田沢湖に導入したので、固有種である「クニマス」はじめ多くの魚が絶滅、
漁業が消滅してしまいました。

 

全漁師が失業し、酸性水の農業被害も深刻になり、1989年になって中和施設を
つくりましたが、30年以上経った現在も水質の回復に至っていません。

 

田沢湖でのみ生息し絶命したクニマスは、現在、富士五湖「西湖」で見られること
があり、西湖の釣り人には有名な話のようです。

 

かつて、田沢湖のクニマスの卵を山梨県が購入して、孵化させて西湖に放流した
ので絶命せずに生存しているようです。

 

(*)ランキング好きな人のために、日本の湖の深さ順位は、
  ①田沢湖(秋田)
  ②支笏湖(北海道)
  ③十和田湖(秋田・青森)
  ④池田湖(鹿児島)
  ⑤摩周湖(北海道)
  ⑥洞爺湖(北海道)
  ⑦中禅寺湖(栃木)

 

 

<大曲花火>
大正4年(1915年)から行われている日本屈指の花火、大曲の花火大会2020年は、
コロナ禍で73年ぶりに中止になりました。

 

例年、場所や席の確保が難しい人気の大会ですが、裏技として、
ふるさと納税でプレミアシートを確保する方法があります。

 

 

~最近はナマハゲに叱られそうな生活、小谷野でした~

 

(ナマハゲ)

 

(クニマス)

 

(秘湯、ふけの湯)

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