代表 小谷野幹雄のブログ

2020年12月21日上場ラッシュ ~起業の障害~

小谷野です。

 

今年の12月後半はIPO(新規上場)ラッシュです。
今週12月15日から26社が上場します。今年のIPO合計は93社になるそうです。
注目されている業種は、リモートに対応した、クラウド経由のサービスである

SaaS、PaaS、IaaS(注)関連企業といわれています。 

 

(注)ローマ字解説(含む私向け)

・SaaS(Software as a Service)
 ソフトウエアをインターネット経由で利用するので、ソフトを持たずに、どの端末からもアクセスでき、

 多くの人で共有できるサービス。

 

・PaaS(Platform as a Service)
 OSまでもネット上のサービスとし、アプリケーションソフト開発などでは大幅に省力化できるそうです。

 

・IaaS (Infrastructure as a Service)
 サーバー等の機材までもネット上で提供するサービスのようです。

 

私が証券会社で株式公開の審査部門にいた35年前は、コンピュータ分野はベンチャーでなく大手企業の独壇場でした。
また、当時の新規公開会社の事業は、今でいうOLDモデルが大半であった記憶があります。
新規上場会社数の趨勢は2000年ITバブル時に年間200社を超えていましたが、2009年に19社に激減し、

その後復活して最近は100社近くまで戻ってきています。
  

ところで、ベンチャー経営者の集まりで、日本で起業する難しさが課題になったことがあります。
日本では失敗者に厳しく「一度失敗してもその次に成功すればよい」という文化がない。

米国のベンチャーキャピタルなどは、失敗経験のある経営者を逆に評価してくれる、と嘆いていました。

 

お金の話題に絞ると、
・いまだに会社の借入金には個人保証を求められる
 会社が失敗すると個人の生活も破綻し再起が難しくなる

 

・リスクマネーを供給する仕組みが不十分
 ベンチャーはシリコンバレーのように巨額のリスクマネーが調達できない   
 ベンチャーキャピタルもITバブル時代の反省から大きなリスクがとれない
   
未公開のベンチャー企業株式だけを組み入れた組合出資や投資信託では、資産価値がゼロになる確率も高く、

投資家を集めるのが難しいので、市場価格のある有価証券が7割、未公開ベンチャー株式3割を組み入れた
ハイブリッド投資信託の市場を日本で拡大させるのが有効であるなどと、ベンチャーの方々と盛り上がった

記憶があります。

 

~相場格言どおり、子(ねずみ)年は繁盛か、小谷野でした~

 

 

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