代表 小谷野幹雄のブログ

2021年01月21日笠井さん復活 ~生きる力~

小谷野です。

笠井信輔さんの「生きる力 ~引き算の縁と足し算の縁~」を読みました。

 

また、偶然にも録り溜めたTV番組(サワコの朝 TBS系土曜日7:30)で、
阿川さんと笠井さんの対談を見ることができました。

 

笠井さんは、アナウンサーとしてフジテレビに入社し、「とくダネ!」などの
番組で有名ですが、2019年10月一念発起して、
フジテレビを退職してフリー(独立)になった2ヶ月後に、
血液のガンである悪性リンパ種のステージ4と宣告されました。

 

悪性リンパ種は、体の部位のガンでないため、通常の健康診断、
人間ドッグでは発見が極めて難しい病気のようです。
本人の言葉「このタイミングで何故?」は、個人的に非常に重く感じました。

 

私が独立したときは、0歳と1歳の赤子を抱え、多額の借入れを行い、
ゼロからではなくマイナスからの独立で、顧客の当てもなく、
最初の売上5万円を得たときは、独立から3ヶ月も経過していました。
独立2ヶ月後に、ステージ4のガン宣告を受けるなど、
想像しただけで背筋が凍ります。

 

本の中で印象に残った記述「引き算の縁と足し算の縁」

 

「東日本大震災で被災者の皆さんは、『あの人が亡くなった、
この人が行方不明になった』と失った縁のことを引き算のように数えていました。
でもある時から『避難所であの人に会えた。病院でこんな先生と、
ボランティアの方と知り合えた』といった足し算の縁を語る人が増えてきて、
そうした人が復興の中心人物になっていたんです。」

 

本人も、病気になったから、あの仕事が無くなった、この仕事も無くなったと
引き算で考えていたが、ガンになったからこそ・・・と、
足し算も考えられるのは、取材から学んだ、精神的支柱があったからだそうです。

 

現在は、完全寛解と診断され、笠井さんは仕事に復帰しているようですが、
かつての昭和のモーレツ仕事人間は返上するそうです。

 

~今年こそ健康診断、小谷野でした~

 

 

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