代表 小谷野幹雄のブログ

2021年02月18日お寺の掲示板大賞 ~世相も表す深い言葉~

小谷野です。

 

 私は、お寺では必ず掲示板を読みます。地域の連絡事項から、お釈迦様の逸話、深く重い言葉が書かれていて感動することもしばしばあります。

 今回は公益財団法人仏教伝道教会が主催する「お寺の掲示板大賞2020」の作品紹介です。

 一般人でも、寺院関係者でも、お寺の掲示板を写真に撮って応募する仕組みです。賞は沢山あり、QUOカードが贈呈されるようです。

 今年の寺院訪問では、掲示板をスマホ写真に納め、応募したいと思います。

 

2020年大賞>

・「コロナより怖いのは人間だった」(熊本県、明導寺)

  マスク騒動やコロナ差別など、人間の醜さが強く表れた1年で、人間の煩悩をもう一度見つめ直してほしいという願いから、大賞受賞になったそうです。

 

その他、各賞から印象に残った作品です。

・「やられても やりかえさない 仏教だ」(東京都、築地本願寺)

  ドラマ半沢直樹のセリフを意識しながら「非暴力」という仏教の本質を表したとして受賞しました。

 

・「猫をしかる前に 魚をおくな」(静岡県、鳳林寺)

  猫好きの禅師の言葉に、仏教の因果を考えさせられるそうです。

 

・「地球は先祖から受け継いでいるのではない 子どもたちから借りたものだ」(新潟県、千手観音千蔵院)

  地球を未来の贈り物として大切にしようとのメッセージです。

 

・「我輩は凡夫(ヒト)である 自覚はまだない」(大分県、専光寺)

  凡夫は愚者という意味もあります。

 

・「部屋も心も 換気よく」(京都府、龍源寺)

  七五調で覚えやすく、換気の度に、口にしたい言葉です。

 

~「コロナ禍で 密に教わる 水仕事」、小谷野でした~

 

(中外日報2020.12.18より)

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