代表 小谷野幹雄のブログ

2015年09月10日褒めないオヤジ~会社の人的承継~

小谷野です。

 

 

父が作った会社を子供が継ぐのは素晴らしい話しですが、実際には簡単でありません。
親子の人間関係は難しい。実の子どもに対して親は厳しくなる。
小さな失敗まで、常に怒る親父がいる。これでは、後継者は育ちにくい。

 

 

ある会社で会長の父と社長の息子の関係は、怒鳴られ続けても耐えた息子の「忍」に上に5年も続いていましたが、ある日の対立で積年の恨みを吐露して息子は会社から去ってしまった。
誰の目にも優秀な後継者に見えていたので、子供を評価する言動が父親から正直に出ていればと残念なケースでした。

 

 

逆に、別の会社では見事な人的承継を見ました。
創業者は、会長職になったら息子社長に口出しをしないという信念を貫き通したのです。
こちらは、息子ではなくオヤジが「忍」の一文字でした。
そのかいあって、会社内の求心力は程なく父から子へ移管し、社員が社長と会長の双方に経営判断を伺う二重構造は、短期に解消されました。

 

 

~ 大人になった子供を褒めるのは難しい 小谷野でした ~

 

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