代表 小谷野幹雄のブログ

2019年04月25日ネット投票~エストニア訪問記[1]~

小谷野です。

 

 

今週の日曜日は地方選挙投票日でした。
東京でも、新しい区長や区議会議員が多く生まれました。
私が応援した候補者も初当選し意気揚々としているようです。

 

 

ところで、友人の一人が、自分は長期の海外出張があったので、
応援したい大学後輩の候補者がいるのに投票ができなかったと嘆いていました。
期日前投票制度はありますが、期間が限定されおり、長期出張の場合は選挙権行使が
できないようです。
日本に住んでいる場合は、国政選挙で認められている海外居住者向けの
在外投票制度も使えません。
また、投票日である日曜日当日に行く予定であった人でも、仕事や遊びの予定が
入って投票所に行けなくなり選挙権を放棄した人も多くいました。

 

 

私が先週滞在したエストニアは電子政府の先進国で、選挙は多くの人が
「ネット投票制度」を利用します。
日本で過去複数の自治体が試して現在凍結になっている、
投票所においてタッチパネルで投票する仕組み「電子投票制度」とは別物です。

 

「ネット投票制度」の弊害とされる、候補者団体から強制的に
目前でネット投票させられることがあったとしても、
後に投票の変更ができます。

 

 

エストニア人にIDを使って模擬投票をしてもらいましたが、
ネット上の本人確認手順は厳重でした。
一方、日本の投票現場は、郵送されてきた投票用紙を持って行けば
すぐに投票が終わってしまいます。
運営側の人が沢山いるのに免許証など写真のあるIDでの本人確認は行わず、
生年月日や住所の確認も個人的に受けたことがありません。
スタッフの目視で、年齢、性別に疑問が生じた場合は確認する程度の
緩いチェック制度です。
沢山の投票所を設置し、沢山の人で投票者の対応し、沢山の人を使って
開票手続きを行っている日本のシステムは明らかに非効率で、
税金から支払われる選挙事務費用は巨額です。

 

 

政府もネット投票の検討会議を立ち上げ、エストニアの方式などを
勉強していますが、実現に向けた道筋が見えていないのが実情のようです。
利便性だけでなく投票率の向上、特に若い人たちの投票率の向上にも
効果がありそうです。

 

 

~ 選挙は「投票所で自書が基本」いまだに多い意見? 小谷野でした ~

 

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