代表 小谷野幹雄のブログ

2019年05月23日爺(じじ)バカ~尾上丑之助襲名~

小谷野です。

世間では爺(じじ)バカ、婆(ばば)バカという言葉があります。
幼稚園の送り迎えも、孫の食事の世話も、学校の授業料も祖父母が出しているという
ケースも多いようです。
孫がカワイイ理由は色々言われますが、我が子にできなかったことをしたい、
あの時代を取り戻したい、純粋に小さいから、直接的な利害関係がないから、
命と家を引き継ぐ大切な存在であるからなど、様々です。

 

このような気持ちに配慮してか、税法でも祖父母から孫への贈与の特例として、
通常の暦年贈与に加えて、教育資金贈与、住宅取得資金贈与、
結婚・子育て資金贈与などが準備されています。

 

ところで、2人の爺バカを今5月歌舞伎座の團菊祭で見られます。
孫の名前は尾上丑之助、父方の祖父が尾上菊五郎(人間国宝)、
母方の祖父が中村吉右衛門(人間国宝)です。

 

TVで何度も取り上げられていますが、尾上菊之助の長男、6才の和史君が
七代目丑之助を襲名しました。夜の部では口上が聞けます。
襲名演目、絵本牛若丸では、2人の爺に囲まれ父菊之助と三代揃った舞台となります。
この人間国宝の2人が舞台上で孫を見つめる顔が、
爺バカそのもので観客の笑みを買っていました。

 

令和最初の踊りの真骨頂である演目『道成寺』は、
女形の最高峰の一人、尾上菊之助さんが務めました。
この演目は坂東玉三郎さんとの二人道成寺以来の観劇でしたが、
彼の踊りは進化しており、どのタイプの娘の踊りもお見事でした。

 

 

~ まだまだ親バカ世代、小谷野でした ~

 

 

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