代表 小谷野幹雄のブログ

2015年05月28日売場か買場か~小売業~

小谷野です。

流通業の役員を複数社拝命していることもあり、いろいろな場所でいろいろなお店を覗くのが習慣になっています。中に入ると、素人感覚ですが、お店側の「売場」なのか、お客側の「買場」なのかの印象が分かれます。

スーパーマーケットでは常連顧客とのコミュニケーションが盛んで、現場のスタッフに値引きなどの裁量権もあり、個別に売り込みをするお店も見かけます。
「小分けにするよ、まとめていくらにするよ・・」などと、顧客と双方向でコミュニケーションを取っているお店もあります。

DMも変わってきました。大量一括で販促ハガキを送るスタイルから、顧客をセグメント化し、時には個人の購買履歴、家族構成などのデータを分析した提案型のDMが多くなってきました。IT技術の進化のおかげでしょう。

実店舗販売におけるマーケティングの革新は始まったばかりですが、インターネットの流通では既に個別マーケは常識化しています。

 

顔の見えない不特定多数を相手にした「売場」から、個の顔を見てコミュニケーションをとる「買場」を提供する小売業態は、利益率も高いようです。

~ テーラーメイド化する小売業 小谷野でした ~
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