代表 小谷野幹雄のブログ

2012年12月14日消費増税反対に違和感~衆議院選挙たけなわ~

小谷野です。

「明るく豊かな日本を!」などと耳心地よい言葉が街中に響く時期ですね。

オランダから来日した世界BIG4会計事務所の税務パートナーと2人でランチをしました。

オランダでは本年10月から消費税率は2%上がって21%になったそうです

(食料品や医薬品は6%)。

彼から、「あなたの国では現在僅か5%の消費税を8%や10%にするのに大騒ぎしていることが不可思議だ」と

言われました。

 

確かに欧州では15%以上の国が大半です。
いきなり北欧諸国並みの25%レベルにするならば経済への影響を危惧するのは当然ですが、

借金がGDPの200%超という世界でも突出して財政が悪化している日本の足踏みは

異様に映るのでしょう。

消費増税がストップされれば、国の信用下落、金融市場混乱など、

景気に深刻な影響を及ぼすでしょう。

沈没直前の船の中で、「大量に入ってくる水のくみ出しは船員の体調が万全になってから

行えばよく、それより先にやることが山ほどある」・・・・

といっているのは、本気ではなく「政争」のためなのでしょう。

 

他の税目で増税してもケタ違いに小さな増収で、

財政再建は消費増税以外に不可能なことは政治家にも分かっているはずです。

国家破綻から免れるため、また新しい社会保障制度のために、

日本国民は負担に応じる覚悟はあるのではないでしょうか。

 

~ 道路の向こう100mに住む友人候補者に投票できない小選挙区制って 小谷野でした ~

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