代表 小谷野幹雄のブログ

2019年08月22日少子化に挑む医療現場~出生率を上げる努力~

小谷野です。

 

 

日本医科大学付属病院で、難しい妊娠、高齢出産等を支援する高度医療の現場を

知人の産婦人科教授に案内をしてもらいました。
日本の出生率を上げるため、医療現場で努力している人たちの職場見学です。

 

 

今年発表された出生率、一人の女性が生涯で生む子供の数は、1.4人で、

国の目標である1.8には遠く及びませんでした。

非婚率(離婚や死別は除く)も2015年の国勢調査では男性が4人に1人、
女性が7人に1人と、1985年当時は男女とも20人に1人未満でしたから、
結婚しない人たちの割合が急激に上昇しています。
また、厚生労働省の人口動態統計2018年によれば、生まれた赤ちゃんは92万人、
亡くなった人は137万人で、45万人も人口が減少しました。

 

 

女性の初産の年齢も大幅に上がっており、様々な出産のリスクが増加しているそうです。
このような難題に対処するために、日本医科大学付属病院では

最新の設備が揃えられたそうです。
驚いたのは、産婦人科の病室フロアーに手術室があり、

緊急時には数分で切開対応が可能なことでした。非常に珍しい施設体制のようです。
年に数件、秒を争うような処置が必要なケースがあるそうです。
手術室へのエレベーター移動の僅かな時間で、
大事に至ってしまうことを避けるためだそうです。

 

 

また不妊治療で活躍する人工授精の機械は、
顕微鏡を見ながら卵に注射針で受精させる事ができる物でした。
人間の手で生命を誕生させる神秘、不思議、奇蹟を感じる現場でした。

余談ですが、差額ベッド代が必要な病室を見せてもらいました。
最も高い部屋で1日12万円です。付き添い者のバス・トイレまで完備する

外資系高級ホテルのような内装に驚きました。

ここで、注意点です。料金体系は病院では1日単位で、
ホテルのように1泊料金ではありません。
病院では、いわるゆる1泊2日料金は12万円×2日間=24万円です。

 

~ 繁殖期は終わった、小谷野でした ~

 

 

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