会計・税務の知識

2023年07月13日 発行スマホアプリで国税納付

はじめに

 

e-Tax(電子申告)の普及が進み、インターネットがつながる環境であればスマホでもe-Taxの使用が可能となりました。

一方、納税に関しては、これまではスマホからの納付はできませんでした。

しかし、令和4年12月からスマホアプリを使った納付が開始されましたのでご紹介いたします。

 

 

 

1.スマホアプリ納付の手順

 

(1)決済専用サイトへのアクセス

 スマホアプリ納付の決済専用サイトである「国税スマートフォン決済専用サイト」にアクセスします。

 <決済専用サイトへのアクセス方法について>

  ・国税庁のHP

  ・確定申告書等作成コーナーより出力される2次元コード

  ・e-Taxの受信通知

 

(2)支払方法の選択

 利用するPay払いを選択します。

 

(3)納付情報の入力(※)

氏名や住所、税目や税額を画面案内に沿って入力します。

(※e-Taxのメッセージボックスに格納される受信通知からアクセスした場合、入力は不要です。)

 

(4)入力内容の確認と納税

 入力内容の確認を行い「納付」をタップすると、選択したPay払いが起動するため、納付税額を確認し納付手続きを進めます。

「納付手続きの完了」画面で納税の完了となります。

 

 

 

2.スマホアプリ納付の注意点(※一部抜粋)

 

(1)収証書は発行されません。領収証書が必要な場合は、最寄りの金融機関や所轄の税務署窓口で

納付してください。

 

(2)アカウント残高を利用した支払方法のみ利用可能なため、事前に利用するPay払いのアカウント登録と残高へのチャージが必要です。

 

(3)振替納税をしている人でも、スマホ納付は行えます。ただし、振替納税による引き落としがされないように、あらかじめ所轄の税務署へ連絡しておきましょう。

 

 

 

3.概要

 

対象の国税

法人税・消費税・所得税・相続税・贈与税などのすべての税目

(※印紙を貼り付けて納付する場合等、ご利用ができない税目があります。)

利用可能時間

24時間

手数料

無料

決済上限額

1度の納付につき30万円まで

対応決済アプリ

PayPay/LINE Pay/au PAY/d払い/メルペイ/amazon Pay

ポイント付与

アプリによって異なる

 

 

 

おわりに

 

納付書をもって銀行等の金融機関に行く手間がなくなる方法としては、クレジットカードやネットバンキング等での納付も可能なため、一番納付しやすい方法で納付しましょう。

(担当:古澤)

 

 

 

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