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2021年04月15日 / 投稿者:Iwasaki まがりなりにも最期の日。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だからって、確定申告の話をしても仕方がありませんからね。

 

ぼんやりと頭を動かしていきましょう。

大学の教授が学生に言いました。

「明日私の研究室に来たら10,000円あげよう。さらに一人友達を連れてきたら追加で5,000円あげよう。」

あなたが友人を連れていくとして、もらったお金を2人でどうやってわけますか。

 

 

 

 

経済学的に考えると、この問いには明確な「答え」があります。それは「自分が12,500円、友人が2,500円」です。
・自分は友人を呼ばなくても10,000円もらうことができます。
・友人を呼ぶ場合は、その友人が来てくれないと5,000円はもらえません。
・友人も、当然自分が呼ばなければ5,000円はもらえません。
よって、追加でもらえる5,000円を自分と友人で分けるべきだ、という考え方です。

 

 

アメリカと日本の学生に同じことを聞く実験が開かれました。

 

 

その結果、アメリカでは「自分10,000円、友人5,000円」が最も多くて50~60%、
「自分12,500円、友人2,500円」が30~40%、その他(7,500円ずつ、一緒に使ってしまう等)が10%でした。

一方、日本の学生では「7,500円ずつ分ける」が60%、「一緒に使う」が30%、「自分10,000円、友人5,000円」が10%弱、「正解」は1%程度でした。

上記のとおり、日本の学生の半分以上が、友人を呼ぶことでかえって自分が損をするわけ方をするという結果が出たそうです。
わざわざ面倒を増やしておいて自分が損をする分け方をする。これは、経済的効用よりも人間関係を重視する傾向が日本人の中にあるからだと言われています。
たとえ、将来の見返りを期待するような打算が少しは働いていたとしても、経済法則だけで人は動くわけではない、と考えるのが日本独特の社会感というか、「和」の精神というか、そういう感じですよね。

 

 

うーん・・・。

いや、大事なのは経済学的な「正解」が一般常識に照らしてみたときに正解か、ということじゃないですか。
なにより気に入らないのは、日本人が「自分が損をする分け方をする」というまとめ方ですよね。
ものすごく馬鹿にしているというか、逆に言えばアメリカ人は「明確な利益を追求してシェアするようなつもりがない」ということになりますよね。実際のとこどうなんですか、そういうの。

 

 

 

あれ、なんか熱くなってしまいましたね。

 

 

ではまた。

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