スタッフブログ

2012年07月25日 / 投稿者:Iwasaki 東方見聞録

「困」ったことに「備」える「心」
と書いて『困憊』

疲労困憊。

深い言葉ですね。

お疲れ様です。
さて、東方見聞録といえばマルコ・ポーロがアジアなど各国を旅した旅行記です。

①中東、中央アジア
②中国
③インド、東南アジア
④モンゴル、ロシア

が、4冊にわたって紹介されています。

日本ではなじみの深い『黄金の国ジパング』という記述については、中国で行商から聞いた噂話として登場します。
マルコ・ポーロ自身は日本を訪れていません。

東方見聞録といえば黄金の国ジパングのことを紹介している、
ということくらいしか知らない人が多いというのに、それすらも噂話程度なんですね。
少し残念です。

ちなみに、その噂話のなかではジパングの人々には人食いの習慣がある、というような記述もあります。
言いたい放題ですね。

まぁ、見聞録というくらいですから、見たこと聞いたことであり、事実かどうかはわからないわけです。

言ってしまえば、東方見聞録自体、
マルコ・ポーロから旅行についての話を聞いたルスティケロさんという人が編纂し、
旅行記として仕上げられたわけですから、又聞きに又聞きを重ねた感じですね。

いろいろな種類の翻訳版が出版されていますので、一度は読んでみると楽しめるかもしれません。

PAGETOP

お問い合わせ