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2010年09月28日 / 投稿者:Yanagi 舞台を観に行きました♪

今月はいい機会に恵まれ2回も舞台を観に行くことができました。
戦後65周年の夏ということもありどちらも戦争をテーマにした作品でした。

ひとつは東京グローブ座で公演していた「永遠の一秒」。
太平洋戦争当時、宮崎県赤江飛行場から突撃に出た特攻隊のお話です。
戦争を単に昔の歴史上のこととして風化させるのではなく、
現代との「繋がり」を若い人にもわかりやすいように構成された舞台でした。 

もうひとつは「樫の木坂四姉妹」という両国シアターXで公演中の舞台です。
こちらは私の友人も出演している作品なので宣伝部長として少し紹介させて下さい。

お話は長崎のとあるひとつ屋根の下で暮らす老三姉妹の物語。
タイトルに「四姉妹」とあるのは原爆で1人を亡くしているからです。
原爆投下のあの日から65年、それぞれが抱えた苦悩を、
現代の生活から過去の回想を通じて繊細に表現しています。
主役を務めるのは劇団俳優座が誇るベテラン大女優さん3名。
幼少時代に戦争を体験し、実体験を持って演ずることができる世代の最初で最後の共演と言われているそうです。
 
舞台は静かにしっとりと進みますが決して重苦しく戦争を語るのみではなく笑いもあり、
なんと言っても大女優さん達の演技に魅入ってしまいます。
周りを見渡すと年配の方が多く観劇にいらっしゃっていてすすり泣く声も耳にしました。
 
今までは祖母やその友人から、また学校の授業、テレビ等の映像を通してしか戦争について知ることができませんでしたが、
その陰には語ることのできない戦争、そして戦後の苦しみがあることを痛感した作品でした。
 
これからはもっとこういう機会を大切にしていきたいな、と思いました。
 
私のつたない紹介ではありますが、ご興味のある方はまだ公演中ですので、是非!!!
 
 
 
観劇後はちゃんこ屋で一杯という楽しみもオススメです!
 

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