代表 小谷野幹雄のブログ

2014年10月17日10月歌舞伎~嫉妬からは何も生まれない~

小谷野です。

久しぶりに歌舞伎に行ってきました。
鶴屋南北の「金幣猿島郡(きんのざいさるしまだいり)」、道成寺で有名な安珍、清姫に男女がもう一組加わり、嫉妬が交錯して、不気味な世界が演出されます。

 

この怨念を4代目市川猿之助が見事に演じています。
澤瀉屋さんの演出は分かりやすく、空を飛んだり、火、煙、奇抜な音、金色紙片が空から降ってきたりと、子供目線でも楽しめる内容になっています。

この劇を見て思うのは、嫉妬は何も生まないことです。嫉妬や怒りが起こす結果は、嫉妬や怒りの元になった原因よりも遙かに深刻です。

 

会社経営でも、ライバルの存在は重要ですが、嫉妬により経営判断を誤るケースも少なくありません。

個人的に応援している市川右近さんの「俊寬」も迫真の演技でした。
澤瀉屋の新しい伝説は始まったばかりです。

 

 

~ 女房が妬くほど亭主もてず 小谷野でした ~



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