代表 小谷野幹雄のブログ

2019年07月04日制約が革新を生む~北欧のITベンチャー~

小谷野です。

 

 

北欧滞在中に、この地域に絞って活動しているベンチャー・キャピタリストと情報交換をする機会がありました。

日本ではあまり知られていませんが、北欧のITベンチャー企業の隆盛はめざましく、

エストニア国発のSkype(通話、会議などをインターネットで可能にし、現在はマイクロソフトグループ)、

スウェーデン国発のSpotify(世界最大の音楽配信会社、2018年NY上場)、

フィンランド国発Linux(コンピュータのオペレーティング・システム)などなど北欧が排出した著名なIT企業は枚挙にいとまがありません。

 

 

個人的に愛用している「Vivino」(携帯カメラでワインラベルを撮ると銘柄、産地、ブドウの種類、流通価格帯、

口コミ評価までが瞬時に分かるワイン検索アプリ)もデンマーク国コペンハーゲンの会社が開発しました。

 

 

北欧は、時価総額10億ドル以上のベンチャー企業、いわゆるユニコーンの排出数も米国カリフォルニア州

シリコンバレーに次いで2番目に多い地域です。

北欧の人に言わせれば、米国のユニコーンの半分は移民が創業しているので、

土着という意味ではシリコンバレーと北欧地域は肩を並べているそうです。
面談したキャピタリストが北欧地域を選んだ理由は、ベンチャー企業の投資価格の妥当性にありました。
シリコンバレーのベンチャー企業はシリコンバレー・ブランド効果で、株式評価が相当割高になっているそうです。

IT分野の成長性が見込める北欧で、割安(適正)価格での投資は魅力のようです。

 

ところで、何故北欧がIT分野のスタートアップ先進地域になっているのでしょうか。
どうやら様々な「制約」がIT分野の技術改革(イノベーション)を起こす文化を育んでいるようです。

北欧における制約条件として掲げられるのは、

 

 

1.人口が少ない
労働集約的な産業の発展は難しく、人手のかからない効率的、
高付加価値産業としてIT分野が最適であること。
(エストニア 131万人/スウエーデン 999万人/
フィンランド550万人/デンマーク574万人)

 

 

2.資源がない
日本と同じです。誠実に勤勉に働き、付加価値を作らなければならない

 

 

3.厳しい気候
厳しい冬が長く、室内で過ごす時間が長い。

 

 

「制約が革新を生む」といえば、
〇〇もネエ(無い)、〇〇もネエ、オラこんな村いやだ・・・
吉幾三さんのヒット曲、「俺ら東京さ行ぐだ」の歌詞ですが、
こういう村には、イノベーションが起こる可能性があるわけです。

 

~ 若さもネエ、髪もネエ、脂肪をためこみ健康に・・・小谷野でした ~

 

 

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